お水の種類と主な特徴とは?

美味しいお水とは?/水の種類と分類について
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お水の種類と主な特徴とは? お水にも色々な種類があります。ミネラルのことから安全基準まで。お水の種類と主な特徴から美味しい水を探ります。

美味しい水ってどんな水? ああ! このお水おいしい!! って思うことありますよね。

では、どのようなときに、「このお水おいしい!!」って感じるのでしょうか?
のどが渇いて、ちょうどいい冷たさのお水を飲んだ時?・・・

その時の気温や体調、シチュエーションによっても同じ水でもおいしい!!と思うときやそうでもない時、色々ありますよね。

そもそもおいしいお水ってどのような水を差すのでしょうか?

一口に美味しいお水といっても、味や成分など、お水にも色々な種類があります。今回の記事は、お水の種類と分類についてのお話です。

因みに、身近な水の選択肢として考えられるのがミネラルウォーターと水道水ですが、「ミネラルウォーター」や「水道水」それぞれの水には、安全基準や成分など具体的な違いがございます。

無色透明の水は、一見するとどれも同じように見えますが、原水の採水地や硬度、ろ過などの処理方法によって、水は複数の種類に分類できます。

先日のブログで紹介しました、ウォーターサーバーの水も種類が複数あるため、導入前にどのような種類の水があるかを知っておくととっても安心ですよね。

目次

代表的なお水の種類と主な特徴とは?

代表的な水として、家庭や市販では 大きく分けて、次の種類のお水が出回っています。

その1) 水道水
その2) ミネラルウォーター
その3) 炭酸水
その4) 海洋深層水
その5) アルカリイオン水
その6) RO水
その7) 精製水
その8) 酸素水
その9) 水素水

その1) 水道水について

水源地イメージ

日本の水道水は、主に各地の川から引いた水やダムの水を殺菌消毒しています。
そのため、地域によって水道水の質が異なります。

水道水は水源 ⇒ 取水塔 ⇒ 浄水場 ⇒ 給水所 ⇒ 家庭の水道という経路をたどって届きます。
日本の主な水源はダムや河川水、井戸水などです。
中でもダムを水源とするところは多く、日本の水源の約半分近くを占めています。

水道水は、ダムに貯まった雨や雪を原料としており、ろ過をしたあとに塩素消毒をする必要があります。
水道水として各家庭に供給するためには、トリハロメタンなどの化学物質、一般細菌や大腸菌を含まないといった、厚生労働省が定めた水質基準をクリアしなければなりません。

日本の水道水の安全性は高いものの、水道管やマンションなどの貯水槽の状態により、錆や汚れが混入する恐れがあります。
飲用水として利用する場合は、浄水器を取り付けるといった工夫をすると安心です。

 

水道水をおいしく飲む方法

レモン水

 

 

水道水には消毒効果を保つための残留塩素(カルキ臭の要因)が入っているため、ニオイや味が気になることもあります。
カルキ臭を抜いてお水の味を楽しむためには、煮沸したりレモン果汁を入れたりすると効果的です。

煮沸することの効果とは?

やかんや鍋に水道水を入れ、ふたをしないまま5分から10分ほど沸騰させます。
そうすることで、カルキが抜けて「柔らかい口当たり」になります。

レモンを入れることの効果とは?

水道水にレモン果汁を足すと、「塩素が分解」されてカルキ臭がなくなります。
そのうえ、レモンの風味が加わることでさっぱりとして飲みやすい味になります。

【水道水まとめ】水道水も工夫次第でおいしく飲めますね。

ウォーターサーバーの種類には、水道水を基にしたサーバも沢山ありますが、元々、水道水は水質基準をクリアした安全な水です。
そのうえ、各種ウォータサーバーでは、さらに残留塩素を取り除いたクリアでおいしい水をつくるので、どうしても天然水にこだわりがあるというわけでもなければ、安価で安全でおいしいお水が飲めるという点から、選択の一つとして十分ありだといえますよね。

その2) ミネラルウォーターについて

水源地イメージ

ミネラルウォーターは、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を含んでいるのが特徴です。
地層などから染み出したミネラル分が含まれている天然水や、ミネラル分を調整しているタイプなど、ミネラルウォーターといっても色々なタイプにお水の種類が分かれます。

ミネラルウォーターと天然水の違いとは?!

ミネラルウォーターと天然水の違いは、加工の程度にあります。

天然水と呼べるのは?!

特定の水源から採取された水を、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の処理を行わずにボトルに詰めたものは天然水に分類されます。

ミネラルウォーターとは?!

ミネラルウォーターは「天然水を原料にミネラル分などを加工・調整したもの」を指します。 つまりミネラルウォーターは天然水から作られていることになります。

 

ミネラルウォーターの主な原水は7種類に分類されます。

ミネラルウォーターの原水は地下水や湧水が基本ですが、その中でも7種類に分類されるのが特徴です。
これらのお水が食品衛生法の規定に基づき殺菌等の処理が施されたものがミネラルウォーターになります。

①浅井戸水

  • 浅井戸からポンプ等により取水した地下水

②深井戸水

  • 深井戸からポンプ等により取水した地下水

➂湧水

  • 自然に湧き出る(自噴)地下水

④鉱泉水

  • 水温が25℃未満の自噴する地下水で、かつ溶存鉱物質などに特徴付けられる地下水

⑤温泉水

  • 水温が25℃以上の自噴する地下水で、または、温泉法第2条に規定される溶存鉱物質等により特徴づけられる地下水

⑥伏流水

  • 河川の水が河床の地質や土質に応じて河床の下に浸透し、水脈となっている極めて浅い地下水

⑦鉱水

  • ポンプで取水した地下水で、溶存鉱物質などに特徴付けられる地下水

このように、ミネラルウォーターの主な原水は、採水する深さや温度、溶存物質によって7種類に分類するのが特徴です。

 

ミネラルウォーターの4分類

農林水産省の定める「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」により、ミネラルウォーターはさらに4種類に分類されます。

■ ナチュラルウォーター【天然水】

ナチュラルウォーターとは、特定の水源より採水した原水をろ過や沈殿、加熱殺菌以外に手を加えていない水のことです。
原水に溶け込んでいるミネラル分が少ないため、ミネラルと明記されないという特徴があります。

■ ナチュラルミネラルウォーター 【天然水】

ナチュラルウォーターと同じく、特定の水源より採水した原水をろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理を行わない水のことです。
ナチュラルウォーターのうち鉱化された(原水の時点でミネラル成分が水に溶解している)地下水を原水としたものをナチュラルミネラルウォーターと呼びます。

■ ミネラルウォーター

ミネラルウォーターとは、ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整や、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合(ブレンド)等が行われている水のことです。
また、オゾン殺菌や紫外線殺菌、ばっ気(水に空気を送ってミネラル分を溶かし込む)といった、加熱殺菌以外の処理方法をしていることも、ミネラルウォーターの特徴といえます。

■ ボトルドウォーター(飲用水)

ボトルドウォーターとは、ミネラルウォーターに限らず、飲用可能な水のことです。
水道水、蒸留水、純水など、飲用できる水であれば、ボトルドウォーターと名乗ることができます。

水道水や蒸留水、純水などにミネラル分を添加したものは、「ボトルドウォーター」のミネラルウォーターとして販売することが可能です。
つまり、「ミネラルウォーター」をうたっている製品全てが「天然水」というわけではないのです。

『天然水に当てはまるのは、ナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターだけ』です。

 

ミネラルウォーターの硬度について

ミネラルウォーターは硬水・軟水を分類する硬度があります。
ミネラルウォーターに含まれているカルシウムやマグネシウムといったミネラル分は、水によって含有量が異なるのが特徴です。含有量の指標を硬度といい、ミネラル分が「多いと硬水」、「少ないと軟水」に分類することができます。

WHO(世界保健機関)が提唱する硬水と軟水を分類するミネラル分の含有量は次の通りです。

軟水:60mg/L未満
中程度の硬水:60~120mg/L
硬水:120~180mg/L
非常な硬水:180mg/L以上

 

硬水・軟水の特長

硬水は苦味や塩味などを感じたり重く感じたりすることが多く、やや飲みにくいという印象を持つことが多いでしょう。

一方、軟水は口当たりが柔らかく、飲みやすいという特徴があります。
水によって風味がこのように異なるのは、水に含まれるミネラル分の量によるものです。

硬水が飲みにくいと感じるのは、日本の水は軟水が多いことが関係しています。
日本は火山性地層である上に河川も短く流れが急で、地層に留まる時間が短いという特徴があります。
そのため、地層内で溶け出すミネラル分が少ないことから、飲みやすい軟水が多くなるのです。

 

その他のお水の種類と特長

その3) 炭酸水

炭酸水とは、炭酸ガス(二酸化炭素)を含んでいる水のことです。
水に圧力をかけて二酸化炭素を溶かし込んで製造したタイプと、地層から噴出する炭酸ガスを含んだミネラルウォータータイプの2種類があります。
後者は主にヨーロッパで湧くことが多く、日本でもペットボトルに詰められた商品が販売されています。

その4) 海洋深層水

海洋深層水とは、太陽の光が届かない水深200m以上の深いところにある海水のことを差します。
細菌類や有機物を含まない上に、豊富なミネラル分が含まれています。
一般のミネラルウォーターよりマグネシウム、カリウム、ナトリウムなどを多く含んでいます。
さらに太陽の光は水深200メートルより深くなるとほとんど届かないため、有機物や細菌類が少なく、比較的きれいな状態を保っています。
海洋深層水は塩分を取り除き飲料水として利用されるだけでなく、食品や化粧品、医薬品などにも活用されています

ただし、脱塩処理をRO膜で行うことでミネラル分が少なくなるため、市販されているものはミネラル分を調整していることが一般的です。

その5) アルカリイオン水

アルカリイオン水とは、水を整水器で電気分解したときにマイナス極に触れた水が水素になることでアルカリ性に変化した水です。
口当たりがまろやかで飲みやすいのが特徴で、水分補給や料理などに活用できます。

■健康効果が期待されるアルカリイオン水

特定の方式で作られたアルカリイオン水には胃腸症状の改善効果が期待されています。

アルカリイオン水は、一般的にアルカリイオン整水器という機械によって作られます。
アルカリイオン水ができる仕組みは、水道水を浄水した後にカルシウム剤を添加して電気分解を行うといったものです。
この仕組みを持ったアルカリイオン整水器は、1965年に内務省衛生局(現在の厚生労働省に当たる)によって薬事認可されました。
2005年に薬事法が改正されたことにより、アルカリイオン整水器は「管理医療機器」と定められ、厚生労働省の認可がなければ販売できないようになっています。

管理医療機器の整水器なら胃腸症状の改善効果が認められています。
世の中には多くの「アルカリイオン水」が出回っていますが、薬機法で認可された機器を用いて生成されたアルカリイオン水のみに胃腸症状の改善効果が期待されています。
具体的には慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・便秘などの改善に効果があるとされています。

 

その6) RO水

RO水とは、RO膜を利用してろ過をすることで、不純物や有害物質、ミネラル分をすべて除去した純水の1種です。
不純物がないことで安全性が高い一方、ミネラル分も除去していることでそのまま飲用すると味が良くない(無味無臭)という欠点があります。
ですが、RO水は純水に近く浸透性が高い点が特徴で、煮物や汁物などに使うと食材の味を生かした調理が可能です。

 

その7) 精製水

水道水を蒸留することで、不純物や塩素、ミネラル分をすべて除去した純水の1種にあたります。
RO水と同様に浸透性が高く肌への刺激が少ないことから、精製水は飲用するものではなく、化粧水やコンタクトの洗浄液として利用することが一般的です。
精製水はドラッグストアなどで市販されていますが、雑菌が繁殖しやすいため扱いには注意が必要です。
開封後は冷蔵庫で保存し、1週間を目安に使い切りましょう。

その8) 酸素水

高濃度酸素水(こうのうどさんそすい)とは、通常の空気中に置かれた水に含まれているよりも多い量の酸素を溶かし込んだ水のことです。
単に酸素水、あるいは酸素強化水といった呼称もありますが、「酸素水」は商品名です。

飲用水に酸素を溶かし込んだ酸素水は、飲むだけで水分と共に酸素も補給できるとして、
注目を集めるようになっています。ドラッグストアや通販、コンビニなどでは、さまざまな種類の水と並んでボトル入りの酸素水が販売されるようになっています。

飲むだけで手軽に酸素を補給できると言われる酸素水ですが、現在のところ、医学的な効果は明らかにされていません。「運動後に飲むと疲労回復に役立つ」、「集中力が増す」などといった声が聞かれることもありますが、これらはあくまでも個人的な感想であり、すべての方に当てはまるわけではありません。
また、酸素水と呼ばれていても、実際に溶存している酸素の量は製品によってさまざまです。

その9) 水素水

水素水とは、水素を高濃度に含んだ水の総称です。

水素水は、まだ、公的な定義や水素の含有量の明確な基準はありません。

水素水には公的な定義がないため、どれくらいの濃度で水素水と呼ぶかはメーカーによってもさまざまです。販売されている水素水製品に関しては、「水素水」「活性水素水」「還元水素水」などの表現が用いられています。

水素水に明確な基準がないものの以下の点で期待と注目を集めています。

水素水の活性酸素への作用とは?
活性酸素を除去できる物質として今までもビタミンやミネラル、ポリフェノールなど様々な物質が取り上げられてきましたが、今もっとも医師や研究者たちが注目している物質の一つが、水素です。

水素水は美容・健康面で注目されていますが、現在、水素水を飲むことに関して特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として許可、届出されたものはないようです。独立行政法人国民生活センターの調査によると、水素水が『ガンを予防する』『ダイエット効果がある』というのは疾病を有する患者を対象に実施されただけで、まだ仮説段階にあるといわれています。

水素水を推奨する医師などの間では、水素水の活性酸素への作用やそれによる美容・健康効果が注目されています。

活性酸素とは?
活性酸素とは、人間の体内でエネルギーを生成する際に作られる反応性の高い酸素分子です。呼吸によって体内に取り入れられた酸素の一部は、活性酸素となり、本来、体内に侵入したウイルスや細菌から身体を守ってくれる働きがあります。

しかし精神的なストレスや食生活の乱れ、喫煙などのいわゆる酸化ストレスが長く続くと、活性酸素が体内で過剰に作られてしまいます。そうすると、本来は人間を守るはずの活性酸素が、アレルギーや生活習慣病、癌などの病気や老化などの原因になるとされています。

水素水を体内に入れることで水素と活性酸素が結びつき、それによって無害化できるのではないかという理論に基づいています。

水素水を飲むことで活性酸素による著しい酸化が緩和すれば、これに関係する心臓血管系の病気や炎症、癌なども予防しやすくなるという考え方です。

また、活性酸素は老化とも密接な関係があることから、水素水は美容分野でも注目されています。

水素水を飲むことで得られると期待されている効果に次のものがあります。

■美容面での注目
水素水を飲むことで、肌のたるみやくすみ、さらにはシミやシワの改善に期待が・・・ 身体に活性酸素が蓄積されると、肌細胞やコラーゲンが酸化されて肌のバリアー機能がだんだんと低下していくのですが、水素水の働きによってこの老化現象を防ぐのではないかと注目されているのです。

■ダイエット面での注目
美容によいだけでなく、水素水はダイエットにも効果がとても期待されています。血液の流れをよくし、新陳代謝が上がって自然と痩せやすい身体にと期待されています。

食事と一緒に水素水を取り入れることで、ムダな脂肪を作るのを阻止する働きにより、脂質の多い食品や脂っこい料理を食べても、高い脂肪燃焼効果が期待できるので、ムリな食事制限をすることなくダイエットが楽になるとの期待もあります。

■さまざまな病気予防に注目
健康維持を心がけている方に注目なのが、病気予防についてです。乱れた生活習慣が原因と考えられている「糖尿病」、関節や筋肉に痛みが走る「リウマチ」、疲れや睡眠不足によって起こる「心筋梗塞」など、あらゆる病気の改善に期待されています。

さらにはガンの治療にも。日本人のガンの発症率は比較的高く、ストレスが原因の大半を占めているようです。ストレスがたまると体内に活性酸素が増えるのですが、水素水を飲むことで排出が期待できるので、ガン予防に効果があるのではないかと、注目されています。

水素水を推奨する医師や研究者の間では、水素と活性酸素の関係が注目されています。
この考え方によると、水素水を飲むことでアレルギーや生活習慣病、心臓血管系の疾患などの予防が可能になるようです。

しかしながらこれらの検証が、治験の対象者や研究がまだ限られている現状では、水素水の効能について否定的な医師、研究者もいます。
そして国民生活センターでは、水素水という製品の公的な定義がなく、水素濃度が様々なことなどを問題点と指摘しているようです。

このように現段階では、水素水の効果に関するエビデンスはまだ固まっていません。

ですが水素水は身体に悪いというものではありませんので、価格が気にならず少しでも美容や健康に良さそうなものを取り入れたい方は、購入を検討してみてもいいかもしれません。

水道水 VS ミネラルウォーター その特徴は?

 

美味しいお水

  

水道水とミネラルウォーター、それぞれの良さの違いについてまとめます。
気になる特徴を比べてみてください。

味: ミネラルウォーターの方が水道水よりもおいしい!?

水道水には消毒のために塩素が加えられています。安全を保つために必要で人体に影響が出ない量ですが、塩素の臭いが気になるという人にとっては、ミネラルウォーターの方が水道水よりもおいしく感じられます。

また、ミネラル成分のバランスによってミネラルウォーターの味は変化します。
硬度や原水を比較することで、自分好みの水を探してみましょう。

料理: 料理にはミネラルウォーターが適している

ミネラルウォーターは塩素臭がないため、水道水よりも料理の味・香りを引き立てます。
さらに、硬水・軟水を使い分けることで料理の風味をより引き立てることができます。
例えば、昆布やかつお節で出汁を取る日本料理には香りや味の邪魔をしない軟水が向いています。
西洋の料理や、肉をおいしく調理したいときには、アクを出してくれる硬水が適しています。

値段: 水道水の方がミネラルウォーターよりも圧倒的に安い

500㎖のペットボトル入りミネラルウォーターはだいたい1本100円前後です。
それに対して水道水500㎖の値段はおよそ0.1円。
つまり、水道水の値段は、ミネラルウォーターの1000分の1程度です。
ペットボトルの製造コストがあるにせよ、水道水の方がミネラルウォーターよりも圧倒的に安いことには変わりありません。

氷: 氷には水道水が適している

水道水は塩素が含まれているため、冷凍庫に入れていても腐る心配がありません。
それどころか、製氷機を塩素消毒して綺麗に保ってくれる効果すらあります。
塩素が含まれていないミネラルウォーターの場合、製氷機に放置したままだと雑菌が繁殖してしまうかもしれません。
また、硬度が高いミネラルウォーターの場合、固まったミネラル成分が製氷機のホースを詰まらせてしまう恐れもあります。

うがい: うがいには水道水が適している

水道水を使ったうがいは、何もしない場合に比べて風邪の発症率を約40%軽減するという研究結果があります。
これには、水道水に含まれる塩素の消毒効果が関係しているとみられています。
そのため、塩素の含まれないミネラルウォーターよりも水道水の方がうがいに適しているといえるでしょう。

服薬: 服薬には水道水(軟水)が適している

服薬は軟水で行うのが無難です。
日本の水道水はほとんどが軟水のため、水道水で飲む場合はあまり硬度を気にする必要はありません。
ミネラルウォーターで服薬する場合は、硬度の低い軟水を選びましょう。

水道水 VS ミネラルウォーター その特徴はから言えること。


水道水は安全性とコスト面から利用しやすく、天然水やミネラルウォーターは味がおいしく種類が豊富という良さがあるようです。

水道水を使用した、ウォーターサーバーを使用することで、水道水とミネラルウォーターの両方のメリットを活かすことができそうですね。

ウォーターサーバーに使われているお水の種類とは?

お水にはさまざまな分類や種類がありますが、ウォーターサーバーに使われている水はRO水と天然水が一般的です。
それぞれの特徴とポイントについて知っておくと、ウォーターサーバー選びの参考になります。

■ RO水(純水)

RO水は不純物や有害物質をRO膜処理で取り除くため、採水地の水質を問わず、同じ品質の水を提供できます。
しかし、ミネラル分も同時に取り除いてしまうことから、ミネラル分を添加していることが一般的です。
原水は水道水や河川水を使用しており、採取にかかるコストを削減できることで価格が安くなるというメリットがあります。

■ 天然水

天然水はミネラルウォーターの分類の内、「ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター」に該当します。
ウォーターサーバーでは、ミネラル分を含んでいる後者を導入することが多いようです。

代表的な採水地は、富士山、京都、大分があり特徴が異なります。

富士山…地層にバナジウムというミネラル分を含んでいる

京都…雪や雨が多い福知山地方が代表的な採水地で硬度が低いのが特徴

大分…日田市が代表的な採水地で、ゲルマニウムやシリカが含まれている

■RO水と天然水を選ぶポイント

RO水は天然のミネラルウォーターとは異なりますが、毎月のコストを考えると費用の負担を軽減することができるというメリットがあります。
ミネラル分を添加していることにこだわらず、不純物を徹底的に取り除いていることを優先したい方はRO水がおすすめです。

一方、天然水はミネラル分を添加していないため、より自然なおいしい水が飲みたい方に適しています。
採水地によって含まれるミネラル分も異なるため、体に与える効果で選ぶことも可能です。

ウォーターサーバーを選ぶ際は、価格だけで比較するのではなく、人工の水と天然水という違いを踏まえて検討しましょう。

水の特色をつかんだところで、ウォーターサーバの種類が気になりましたら『おすすめ ウォーターサーバー「ベスト選定」』のブログもご覧ください。

まとめ

お水は、原水を採水する場所によって分類されます。

美味しい水

 

 

ミネラルウォーターの原水は地下水や湧水が基本ですが、その中でも7種類に分類されるのが特徴です。
これらのお水が食品衛生法の規定に基づき殺菌等の処理が施されたものがミネラルウォーターになります。

①浅井戸水
②深井戸水
➂湧水
④鉱泉水
⑤温泉水
⑥伏流水
⑦鉱水

 

ミネラルウォーターも原水と処理方法によって4つの種類があり、天然水に該当しないものがあるので注意が必要です。

①ナチュラルウォーター【天然水】
②ナチュラルミネラルウォーター 【天然水】
➂ミネラルウォーター
④ボトルドウォーター(飲用水)

※上記4種類の内、『天然水』と呼べるのは、 ①ナチュラルウォーター と、②ナチュラルミネラルウォーターだけです。

 

天然水の代表的な採水地は、富士山、京都、大分があり特徴が異なります。

富士山…地層にバナジウムというミネラル分を含んでいる
京都…雪や雨が多い福知山地方が代表的な採水地で硬度が低いのが特徴
大分…日田市が代表的な採水地で、ゲルマニウムやシリカが含まれている

●富士山の天然水は、品質にこだわった世界が認めた日本の水、おいしい富士山の天然水は世界でわずか13商品しかない「ダイヤモンド味覚賞」をITI優秀味覚賞2020で受賞。
富士山の天然水は、おいしい水として知られています。

●京都のお水は硬度の低い軟水で飲みやすい水です。

●大分のお水には、今話題のシリカが多く含まれています。 霧島の水が有名です。

味を求めるか、成分を求めるか、天然水は採水地により味も成分も異なるので、現地の天然水のペットボトルが入手できれば、飲み比べをしてお好みを確認しても良いかもしれませんね。

ウォーターサーバーで使用されているお水は、RO水と天然水の二種類に分類されています。

それぞれに特徴が異なるため、どちらが好みかを見極めて選びましょう。

 

水の特色をつかんだところで、ウォーターサーバの種類が気になりましたら『おすすめ ウォーターサーバー「ベスト選定」』のブログもご覧ください。

また、余談ではございますが、『全国の清澄な水』に関して、環境省のホームページにて、名水百選というページがございました。

そちらのページには、『昭和の名水百選』と、『平成の名水百選』が載っており非常に興味深いです。 

全国の清澄な水を再発見し水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを、昭和60年選定の「名水百選」に加え、「平成の名水百選」として選定し、併せて200選として紹介されていますので、興味のある方は、ご覧ください。

詳しくはこちら ↓↓↓↓↓

環境省の名水百選を見てみる

名水の中でも、美味しさ部門の名水情報を見てみる

 

 

表題の『美味しいお水とは?/水の種類と分類について』のお話は以上となります。 

このブログは皆様のお役に立てましたでしょうか?

 

本日は、数あるサイトの中から当サイト『ウォーターサーバーマガジン』にお越しいただきましたこと、誠にありがとうございます。

  

このブログは皆様のお役に立てましたでしょうか?

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それでは、みなさま、またの機会まで、ごきげんよう~!!

 

 

All the best!

Sincerely yours,
ウォーターサーバーマガジン

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